ベンメリア
「天空の城ラピュタ」のモデルになったと言われる遺跡はたくさんあります。
ジブリが公式に認めているのは、ウェールズにあるお城だけだそうですが、「浮かんでいるように見える」ということで、ペルーのマチュピチュや、フランスのモンサンミッシェル、スロバキアのスピシュ城(ここ、超行ってみたい!)あとイタリアやシリア、台湾にも「ここがモデルでは?」と言われている場所があるそうな。オーストラリアにある古いお城はジブリが公式に「ここはモデルじゃない」と発表したらしい。
さて、カンボジアで「ラピュタ」のモデルとされているのはベンメリア。確かに神秘的で現実世界と切り離された感がハンパありません。ただ、天空に浮くのは無理だろ、ってデザインです。
そして私から見ると「タプロムと似てる」って感じなんですが、カンボジア人に言わせると「タプロムとベンメリアが似てる!?どこが!?全然違うよ!!」だそうです。
それは、日本人が「ケニア人とタンザニア人って似てるね」と言ったら、ケニア人が「おまえ、面白いこと言うなあ!どこも似てないじゃないか!」と言われたそうで、そんな感じですかね。
実際、タプロムはジャヤヴァルマン7世(アンコールトムを作った建築大好き王)が作った寺院で、ベンメリアはそれよりもっとずっと前、アンコールワットができる前の時代で、日本で言うと、法隆寺と仁和寺くらいの違いですかね。距離的にも規模的にも。
でも、外国人から見たら、法隆寺も仁和寺も一緒・・・・・なわけないけど、めちゃくちゃに壊れてて樹木がおいしげって建物と木がからまってたら、一緒に見えるかもしれません。
まーベンメリアはとにかく巨大!!がれきが散らばってるのを見ると「ここにも建物があったってこと?」と分かるので、王宮レベルの巨大な建物だったことが分かります。というか、本当にこれ寺院だったんだろうか?王宮だったんじゃないだろうか?って思うような豪華な装飾と彫刻で、スケールも大きいし、高さも並みの寺院とは全然違うし、まあ、一寺院であるタプロムとは確かに違いますな。イメージそっくりだけど。そして、なんで崩れたかと言うと、仕事ができる人と、できないヤツが分業したのがマズかったのでは・・・というのが私と友達の意見です。(勝手に断定してるだけ)
たとえば、彫刻をやった人はすごくイイ仕事をしてるのに、それを柱にはめこんだ人が超いい加減で、年月とともに彫刻の位置が斜めにズレてきちゃってる、とか、石壁にしてもピッタリはめこんでて名古屋城の石垣級に頑丈な部分と ジェンガになってる部分があって「ここ担当したヤツ、適当に積んだね」などと話しながら見学すると楽しいです。
当ゲストハウスでは現在ベンメリアツアーお車1台チャーター40ドルですので、ぜひ行ってみて下さいね♡ ちなみにカンボジア正月前は値上がりが予想されます。
※注
カンボジア正月(4月13日~15日)のファミリールームと観光手配、すでに満員御礼のため、予約受付終了です。
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