お寺で授業

最近ヨン様は歴史の勉強に通ってます。

お寺でスクールをやってて、英語でカンボジアの歴史の授業を受けるんだそうな。

カンボジアのお寺は本当にいろんな授業をやっていて、語学は中国語、韓国語、日本語、英語、スペイン語、フランス語、とビックリするくらい豊富。

リアル寺子屋。

付加価値を上げたいドライバーが通っているから、授業は毎日夜の8時から。

やっぱ運転するだけじゃなくて、遺跡の説明もできた方がいいもんねっ☆



しかし歴史って、人から習うより自分で本を読んだ方がいいで・・・・と私は思うんだけど、まあ、日本語を勉強するより全然いいです。GWだってのにシェムリアップは韓国人ばかりで日本人はそれほど見ないもんなあ。(普段よりは多いけど。)

この先日本人観光客は減少の一途だと思うので、日本語を勉強するよりは、英語で遺跡や歴史について説明できるようになった方が仕事に役立つと思う。



そんなわけで、カンボジアのお寺ではいろんな授業をやってるので、ある意味

学校は必要ない

と思うわけです。

必要なのは、学校じゃなくて教師。

学校があっても教師がいないと授業できないじゃん?

私が敬愛する松坂桃李がカンボジアで学校を作る、って映画に出てたけど、実際には学校よりも教師不足の方が深刻です。

日本人が学校を作ったけど教師がいなくて廃校になった、って学校が私が知ってるだけで近所に3ヶ所あるし、まあ、教える人はいないだろうなあ・・・・

日本人のボランティアも、無給で教えられるのはせいぜい1年が限界だろうしなあ・・・



教師さえいればお寺で授業ができる。教室も机もイスもホワイトボードも無料で貸してくれるもん。あと、文房具は必要ないです。カンボジアはシャープペンや消しゴムを使う習慣がなくて、青いボールペンで書くのが普通。(タイも昔はそうだった。)青いボールペンとノートは安いので、誰でも買えます。それすら買えないくらいの貧困だったら、すでに飢餓状態だと思います。



カンボジアの教育の現状って、日本人がイメージしてるのとちょっと違うなあ、と思うし、私自身、住んでみてすごくイメージが変わりました。

てか、カンボジアの寺、すごい。


東南アジア旅行にまつわるアレコレ

バンコク在住の筆者が東南アジア情報について語ります。

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