富士山はなぜFujisan?

昨日チェックインしたスペイン人青年は新宿からやって来ました。
日本で働いてるんだって!


「新宿なんて怖くて行けないわー。若い人ばっかりだもん!」と言ったら、「うーん、エリアによっては年配の人やビジネスマンもいるよ。安い居酒屋がたくさんあっていいヨ」と言うので、「だって、駅が広くて全然分からない。私は新宿での待ち合わせ場所はアルタしか知らない」と言ったら、大笑いされました。
だって新宿、難しいょ……
ハマの人間は田舎モンなんだから………



「新宿は地下鉄がすごくたくさん走ってるでしょ?私のホームタウンの横浜は、地下鉄は市営地下鉄1本だけだもんね。」と言ったら、「オウ!ヨコハマ!ビューティフル!赤レンガ倉庫とランドマークタワーに行ったよ!中華街も安くて美味しかった。」だって。日本での生活を満喫してますなあ。



彼はスペイン人なんだけど、英語はネイティブ級。箱根とか熱海とか富士山にも行ったらしいんだけど、「日本人はなんでFujisanのことをHujisanと言うの?」と言うので、「日本にはFの発音はなくて、代わりにΦを使ってる。Hとは少し違う。Φ(ファイ)分かる?言える?」と言ったら、やはり彼にはΦの発音はできませんでした。Φの発音ができる国民はすごく少なくて、ヨーロッパでは2ヶ国くらいしかないんじゃないかなあ?ロシアはできると思う。



でも、Φには英文字がない。だからFと書くしかない。「Hakone は、はっきり「は」と言うからHakone、Fujisanの「ふ」は声の音より息の音で言うからFujisan、そして日本では読む時はFの代わりにΦの発音を使うから、富士山はHujisanではないのよ。」と、しどろもどろの英語で何とか説明しました。こんなの日本語で説明するのだって難しいよ!なんでスペイン人に英語で日本語音声学を教えてんだ、私わ!!


「けど、キミはFの発音できるね。日本人はできない人が多いよ」と言うので「タイ語ができる日本人はFの発音できるよ。タイ語はFをよく使うから」と言ったら納得してました。


そーいや、タイ語を勉強し始めた頃はFの発音が出来なくて困ったんだよね。
タイ語でさえ苦労したんだから、それよりさらに発音が難しいクメール語なんて絶対に無理です。
未だに「こんにちは」「元気ですか」「ありがとう」の3つしか言えません。
でも、この3つだけでも何とか生活できてます。



東南アジア旅行にまつわるアレコレ

バンコク在住の筆者が東南アジア情報について語ります。

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