カンボジアで大暴れ
まあ、カンボジアで暮らしていればムカつくことなんて しょっちゅうですよ。
「same same」とか「tomorrow tomorrow」って書いたTシャツがお土産で売ってるくらいだもん。
「same same」っていうのは「青いタオル3枚ください」って言うと、青いの2枚と緑の1枚持ってきて「same same」と言う。
もしくは「Sサイズ とLサイズのTシャツ ください」というと Mサイズ2枚持ってきて「Sの人もLの人も着られる、OK、same same」とか言う。
SとLはsameじゃありません。
あとアボカドとココナツのミックスシェイクを注文したのにアボカドシェイクを作っちゃって「same same」と言う。
same じゃねーよ。
「tomorrow tomorrow」ってのはカンボジア人の常套句で何でも「明日やる」ってこと。(もちろん やらない。明日になるとまた「tomorrow tomorrow」と言う。)
今回「tomorrow tomorrow」の極端に悪質なケースにあたって、て言うのは、不動産屋が書類を作らない。「tomorrow tomorrow」どころか「来週」「あと1週間」「あと2日」とか言って、結局2か月待たされてる。いい加減ブチ切れてそいつのFaceBookのタイムラインに
Back my money ! Scammar !!
と書いたら、速攻電話してきて「話をしよう」と言うので「話すことなどない!今すぐ金を返せ!」と言ったら「今日はこれからお客さんとアポがあるから事務所を出られない」とか言うから「じゃ今から私がお前のオフィスに行くから」と言ってそいつのオフィスに向かいました。
その時たまたまヨン様がうちに野良仕事を手伝いに来ていたんだけど、ヨン様は私の性格を熟知しているから しっかりついてきて、私が暴れないように見張っていました。
が、その不動産屋、「お客とアポがある」とか言っていながら、私が「今から行く」と言ったから逃亡。隣の部屋の人に聞いたら「うちに帰ったよ」とのこと。
敵前逃亡は許さん。
とりあえず窓ガラス割ってやろうと思ってヘルメットで思い切り叩いたんだけど、防犯ガラスらしく、かなり頑張って叩いても全然ヒビも入らない。
仕方ないからドアにケリ入れたら、ドアの方は少しガタついてきた。
しかしやはりドアを蹴破ることは無理っぽかったので、ゴミ集積場にあったゴミを持ってきて、玄関の前に生ゴミをぶちまけてやったんだけど、全然気がおさまらん。
そんな感じで暴れてたら近所住民が大勢出てきて その一人がその不動産屋に電話したらしく、私と話がしたいというので、私は電話に出るなり、分かりやすい英語でタプールロード全域に響き渡る大音量で
「金返せ!泥棒!詐欺師!うそつき!今すぐ警察呼ぶ!とにかく今すぐ金返せ!誰か警察呼んでー!!どろぼー!! おまわりさーん!!」とわめいたら、その不動産屋はしばらくして 戻ってきました。
で、まずは一発殴ろうと思ったんだけど、さっきから私の暴動を止めようと必死になっていたヨン様が「自分にチャンスをくれ!彼を説得してみせるから!」と言うので(なんでヨン様にチャンスを・・・・・)「なんで あんた あの詐欺師をかばうの!!」と言ったら「かばってない、でも暴力では解決しない、話をするべきだ」という ごもっともな意見。なんでこの人、常に冷静なのかね?
で、「話すことなんか何もない。金返せドロボー!!おまわりさーん!!」とわめいたら、ヨン様は「お願いだから、静かにして。自分に時間をくれ」と必死になっていて、その間にクソ不動産屋はタバコを吸おうとしてたので「タバコ吸ってんじゃねえ!殺すぞ!!」と言うと、ヨン様は「お願いだから、自分にチャンスを・・・・」って、なんで あんたが そんなに・・・・
で、ヨン様と不動産屋が話をした結果、前払いしたお金は明日全額返す、契約はなかったことに、ってことで話がまとまったらしいけど、そんなの納得するわけない。
「今すぐATMに行って金おろして来い!
ATMに行くか警察に行くかどっちか選べ!」
と言ったんだけど、不動産屋は無視。ヨン様は「今日お金をもらっても明日もらっても金額は同じだから、明日でも問題ないでしょう。急ぐことないでしょう。彼もお金を準備する時間が必要だし」と言うので「準備する時間を1分やるから、そこのATMに行け」と言ったんだけど、相変わらず不動産屋は無視。
ま、これ以上 暴れてもこれ以上の解決策は見つからないっぽいし、明日お金を返しに来なかったら 事務所のドアに「この不動産屋は詐欺師」って書いたろ。と思ってその日はおとなしく帰ることにしました。
で、翌日不動産屋はうちにお金を返しに来ました。
ヨン様、本当にいつもすいません。
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