ヤモリとの戦い
南国と言えばヤモリ。ヤモリと言えば南国。そしてうちはヤモリ屋敷。それもなぜか、客室には出ないのに私の部屋ばかりに出る。
と言うのは、客室はBOX形式のドミだし窓がひとつしかないから侵入しづらい。
それに比べると私の部屋は明り取りの窓があって、窓のたてつけが悪いうえにトイレの窓にも隙間があるし、夜になるとヤモリが入り放題。
特に洗面台付近に深夜出没するらしく、朝起きて、ブラシにヤモリのフンが!!とか、歯磨き用のコップの中にヤモリのフンが!!とかで、超憂鬱です。
「ヤモリ」「退治」で検索すると「ヤモリは家を守っているから殺してはいけない」とか書いてる人がいるけど、バカなんじゃないでしょうか。ヤモリが家を守るわけないだろ!!
そもそも皆さん、ハエや蚊がたかった果物を食べられますか?ヤモリはその汚いハエや蚊を食べて、それをフンにして出してるんですよ。当然フンは雑菌をまきちらしてるわけです。ヤモリがいるということは当然どこかにフンが落ちているわけで、それは人の健康を害することはあっても家を守るわけないっつーの。
「フンに入ってるばい菌なんてたいしたことない」と思うかもしれませんが。
何年か前、フランス人が狂犬病にかかってタイで亡くなったことがあるんだけど、その人は動物に噛まれたこともない、そもそも犬や猫に接してない、で調べた結果、プーケットの近くにコウモリの洞窟があって、そこに行くツアーがあったんだそうな。行った人によると、洞窟の中はコウモリのフンだらけで、それが乾燥して舞い上がってる中を歩くんだそうな。で、その舞い上がっているフンを鼻から吸い込んで、そのフンに狂犬病ウィルスが入っていて、そこから狂犬病に感染したんじゃないか、という結論になりました。
そうそう、コウモリって狂犬病の罹患率が意外と高くて、しかも噛まれてなくても感染するので、結構怖いのです。
ま、ヤモリと狂犬病は関係ないですが「空気も除菌!」とか言って、見えない敵に向かって空気中にスプレーをまくようなCMが流れている日本、「空気を除菌するエアコン」なんてものが売ってる日本。空気にそんな有害物質が含まれているなら、それはもはや空気ではなく、毒ガスですが・・・・・
そんなわけで、部屋にヤモリがいて「ヤモリは家を守っている」なんてのは時代錯誤の迷信なのです。
前置きが長くなりましたが、いろいろ試した結果、「蚊取り線香はヤモリにも効く」ということが判明!あと、ヤモリは民家にいて山や森の中にはいない、だから人間の匂いを消せばいいのでは?という説も判明!
そこで、蚊取り線香と消臭スプレーを使ってみたところ、見事にヤモリがうちの中に入ってこなくなりました。
わーい。
でもさあ、なんで蚊は殺してもいいのにヤモリを殺しちゃいけないの?(まあ、すばしこいから殺すどころか捕まえるのすら無理だけど)
寺では蚊すらも殺しちゃいけないから、刺されっぱなしで(当然蚊取り線香なんか使っちゃダメ)そういう人が「殺生はいけない」って言うなら分かるけど、アースノーマットとかダニアースとかバルサンとか蟻キンチョールとか使ってる人が「ヤモリを殺しちゃいけない」っていうのは納得いかんわ。ヤモリだって家の中にバイキンをまき散らしてると思うよ。
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